第2編 歴史

第1章 原始・古代

第4節 古墳時代

2 町内の概観

 

特異な横穴の墓

 古墳時代終末期の墓と思われる特異なものに、横穴がある。山腹や台地の縁辺に、穴を掘って造った墓室である。町内では、川上に5基、別所に3基、方地と宮内に1基ずつが見られる(『東郷町内遺跡分布調査報告書』)。その大部分は未調査のままであるが、このうち川上字「空ノ段」の山林に見られるものは、穴の高さ1.4メートル、奥行4メートル、間口0.8メートル、穴の奥の最大幅は2.7メートルある。宮内からは土師器が出土している。前述したように、横穴は山陰地方では特に出雲に多く見られるものである。

 

<前頁
次頁>