第2編 歴史

第1章 原始・古代

第3節 弥生時代

 

北福の小銅鐸

北福の小銅鐸は、昭和5、6年ごろ、字「北山ノ三」の丘陵地を漆原・小林虎蔵が開墾中に発見した。高さ9.3センチメートルで、小銅鐸としては、当時山陰で初めての発見であった。町の文化財に指定されており、詳しい形状などは第3編「指定文化財」の章に譲るが、『倉吉市史』は、「銅鐸がかなり広い範囲を網羅する集団祭祀(し)の祭器であるのに対し、小銅鐸は、小集団あるいは家族的な単位の祭器とも考えられる」としている。また、前述したように、近年の各地の出土例から、小銅鐸は古墳時代の祭器とする説が強くなったともいわれる。北福の場合、小銅鐸が出土した一帯から土師器、須恵器など古墳時代の遺物が見つかっている。現在のところ、付近で古墳の存在は確認されていないが、出土した当時の状況が不明でもあり、その用途、時代推定などは今後の解明をまちたい。

 

 

 

 

 

 

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