第2編 歴史
第1章 原始・古代
第2節 縄文時代
昭和24年に群馬県の岩宿遺跡が発見されたことによって、我が国に縄文式文化に先行する文化のあったことが初めて確認された。先縄文時代あるいは無土器時代などと呼ばれる。土器を伴わないのがこの時代の特色である。石器は主として打製(石を打ち砕いて作った)石器である。
『気高町誌』は、この時代から縄文時代初頭までの遺物として尖(せん)頭器(ポイントという。ものを突き刺すための道具)を例に挙げ、県西部の大山山ろくを中心にした出土地18か所を紹介している。町内ではまだ出土を見ていない。