第2編 歴史
第1章 原始・古代
第1節 時代の概観
縄文時代
地球の長い歴史のなかで東郷湖の周辺も、天候・地形など自然の移り変わりがあった。そうしたなかで、当地方にいつごろから人類が住み始めたのか、興味をそそられるところである。しかし、文字によって記録された資料があるわけでもなく、各時代の人類が残した遺物や遺跡から、当時の様子を推察することしかできない。
町内から出土する最古の遺物は縄文時代のものであるが、その数はごく少なく、今後の調査に負うところが大きい。しかし、かつては日本海が入り込んでいたといわれる東郷湖の周辺で、縄文以前の時代から引き続いて、私たちの遠い祖先が狩猟や採集の生活を営んでいたことは想像に難くない。