第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第7節 動物
 6  軟体動物

貝類
 イシマキガイは、東郷湖岸の水際付近にびっしりと付着している。本州以西の汽水産で、直径1.5〜2センチメートルの巻貝であるカワサンショウガイも湖岸の砂泥地に多く、直径0.6センチメートルの小型の巻貝である。ヤマトシジミは汽水産の貝で、昭和40年に宍道湖産のものが放流された。
 モノアラガイは、有機物の多い、汚れた川などに生息し、湖には見られない。有肺類の貝である。
 カワニナは全国的にポピュラーな淡水貝で、清水の指標として重要である。マシジミは久見や中興寺の川で見られるが、最近減少してきた。カラスガイは殻長20センチメートルにもなり、日本産の淡水貝のなかで最も大きい。殻の表面は黒褐色又は緑褐色で、光沢を持っている。タニシには多くの種類があるが、町内で見られるのはマルタニシとオオタニシである。

イシマキガイ
 
  ヤマトシジミ

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