第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第7節 動物
 2  水鳥

冬の渡り鳥
 東郷湖で観察できる水鳥は約40種類である。そのなかで、湖を最もにぎわすのがカモなどの冬の渡り鳥である。これらの鳥は、夏に北方の国で繁殖し、秋ごろ日本に渡ってきて越冬する。
 カモ類では、マガモ・コガモ・ヨシガモ・スズガモ・オナガカモ・ヒドリカモ・ホオジロガモ・ハシビロガモ・オシドリ・ホシハジロ・キンクロハジロなどが見られる。毎年9月の中旬ごろ、コガモを先頭に東郷湖に飛来する。遅くまで留まっているのはキンクロジロなどで、翌年の5月中旬ぐらいまで見られる。全体の個体数は、初冬と早春が多く、真冬は少ない。このため、東郷湖には渡りの途中で一時的に立ち寄るものが多いと考えられる。なお、カモのなかでもカルガモは留鳥で、湖の周辺で繁殖している。
 県鳥に指定されているオシドリは警戒心が強く、町内で見かけることはほとんどなかった。しかし、昭和54年に藤津の臨海公園・あやめ池に31羽が放されてから、近くの東郷湖をはじめ、宮内の堤や舎人川でよく見られるようになった。このため、これら半ば野性化したオシドリと、シベリア大陸からほかのカモ類と一緒に渡ってくるオシドリとの区別が、容易にできなくなっている。
 このほか、冬の渡り鳥ではハクチョウ・マガン・アビなどがやって来ることがある。

 
キンクロハジロ
東郷湖の北東部
自然環境が載り、水鳥の生息地帯となっている。
 

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