第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第6節 植物
3 東郷湖周辺の水生植物
東郷湖
ヒシの大群落は、湖中ではミドーレークホテル東郷の付近で、小群落は松崎五区・町商工会館裏の船着場付近で見られる。
かつて大量に採取して肥料にしたというセキショウモは、現在激減し、宮内の船着場、通称・ホトケ(「民俗」の編、第3章「漁場の呼び名」の項参照)にわずかに残っている。
このほか、湖岸の低湿地ではヨシ・マコモ・ヒメガマ、湖中ではエビモが所々に群生地を形成している。特に湖の北東部、水深1メートルの入江では、春から秋にかけてエビモの大群落が見られる。
なお、一般的にヒシ・エビモなどは、窒素やリンなど栄養塩度が比較的高くて、pH値も高い水域を好む植物の代表ともいわれる。これらの植物が東郷湖に多く見られることは、富栄養型の湖であることを示しているといえよう。
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