第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第2節 土地の様相

1 地形区分
 本町は、南東部一帯が中国山脈に続く高地となっており、総面積の約4分の3を山地が占める。山間部はよく開墾され、緩やかな斜面には本町特産のナシの樹園が続いている。
 北西部には、周囲12キロメートル、面積417ヘクタールの東郷湖があり、幅員27〜30メートル、延長約2,000メートル橋津川によって日本海に接続している。町内を流れる主要河川には、東郷川・羽衣石川・舎人川・埴見川がある。いずれも東郷湖に注ぎ、その流域では水田が発達している。支流では、東郷川の川上川、舎人川の白石川などがある。
 山地は、中国山脈の支脈がほぼ全町域にわたって延び、鉢伏山・仙津山・御冠山などがそびえている。本町は全般的に山地が多く、標高50メートル以上の山地が33.2平方キロメートルあり、総面積の71.6パーセントを占めている(別添「付図」の標高別区域図を参照)。
 本町の地形を山地・台地・低地に三区分し、それぞれの概略を述べる。


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