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たばこから卒業してみませんか?

印刷用ページを表示する掲載日:2020年3月4日更新 <外部リンク>

たばこと健康への影響

 たばこの煙には、約4000種類の化学物質が含まれています。そのうち約200種類以上は有害物質であり、特に代表的なものとして、ニコチン、タール、一酸化炭素の三つが挙げられます。

ニコチン

 末梢血管の収縮により、手足の血流の減少を引き起こし、体温を低下させます。また、血管の収縮と血圧の上昇により、血管の壁にダメージを与えます。

タール

 たばこのヤニのもとになるタール。タールの中には、発がん促進物質や発がん補助物質が多く含まれています。

一酸化炭素

 血液中のヘモグロビンは酸素と結びつき、体に酸素を運搬する役割があります。

 一酸化炭素は、酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質のため、喫煙によって慢性の酸欠状態が起こります。

 また、善玉コレステロールを減少させ、動脈硬化や心臓病の発生を促進します。

知ってますか?ニコチン依存症

 薬物に依存症があるように、たばこにも依存症があります。

 ニコチン依存症とは、たばこに含まれるニコチンが大脳の快楽中枢に働きかけることで、一時的にリラックス効果を生み出し、その快楽を求めるがあまり、たばこをやめられなくなる症状のことです。

 ニコチンが切れると、イライラしたり、集中力が低下したり、体がスッキリせず元気がでなかったりします。これは、ニコチンが切れることで離脱症状が現れ、これをストレスと感じるようになるためです。この繰り返しにより、なかなかたばこをやめられず習慣化していきます。

 たばこを吸わなければ、このようなニコチン切れのイライラは起こらないのです。

からだへの影響

  日本では、年間13万人以上が喫煙を原因として死亡しているといわれています。これは、年間交通事故死者数の約3200人、年間自殺者数の約2万人に対して驚くべき人数といえます。

 喫煙は、肺がん・咽頭がんなどのリスクを高めるだけでなく、肺気腫などの呼吸器疾患、さらには、心筋梗塞や狭心症など血管障害や心臓病など、重篤な病気を引き起こしやすくなります。

周りの人への影響(受動喫煙について)

受動喫煙とは

 喫煙者が吐き出した煙とたばこの先端から立ち上る煙(副流煙)を吸い込むことにより、たばこを吸わない人が被害を受けることを「受動喫煙」といいます。

 副流煙には、喫煙者本人が吸い込む煙(主流煙)よりも毒性の強い物質が多く含まれています。副流煙により、自分はたばこを吸わなくても、知らず知らずのうちに、たばこの害や影響を受けていることになります。

受動喫煙の影響

  受動喫煙は、下記の症状に加え、慢性影響として、肺がん・虚血性心疾患、呼吸器疾患等の危険因子となっています。

【副流煙による症状】目のかゆみ・痛み、流涙、鼻閉、くしゃみ、鼻汁、咳、頭痛、皮膚の温度の低下、心拍増加、中耳炎、喘息の誘発悪化など。

子どもへの影響

 肺炎や中耳炎、呼吸機能低下の原因、小児がん(脳腫瘍、白血病、リンパ腫)や喘息の誘発との関連も叫ばれています。

 また、乳幼児突然死症候群のリスクを高めたり、たばこの誤嚥事故にもつながります。

喫煙は「マナー」から「ルール」へ

受動喫煙防止について

 望まない受動喫煙の防止を目的に、健康増進法が一部改正されました。この改正法により、令和元年7月には学校や病院などが敷地内禁煙に、令和2年4月からは飲食店やホテルなどが原則屋内禁煙となります。

健康増進法(一部改正法) 第25条

 国及び地方公共団体は、望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙に関する知識の普及、受動喫煙の防止に関する意識の啓発、受動喫煙の防止に必要な環境の整備その他の受動喫煙を防止するための措置を総合的かつ効果的に推進するよう努めなければならない。

卒煙(たばこからの卒業)を考えてみませんか?

保険診療で禁煙治療ができます。

 たばこは「ニコチン依存症」という脳の病気であり、気合や意志でやめることが難しいため、2006年から一部の医療機関において、保険診療での禁煙治療を受けることができるようになりました。

治療の対象となる方

  • ニコチン依存症に係るスクリーニングテストでニコチン依存症と診断された者
  • ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の者(35歳以上)
  • 直ちに禁煙することを希望している者
    ※禁煙治療プログラムの説明を受け、参加について文書により同意している者

こんなにたくさん!卒煙のメリット

たばこをやめるのに、遅すぎることはありません。

  • 咳や痰などの症状が軽減され、肺機能の改善が見られる。
  • 心臓病や肺がんなどにかかる確率が減る。
  • たばこに費やしていた分のお金がたまる。
    (例)1日1箱(500円)使用していた場合、月15,000円
      1年で180,000万円
      5年で900,000万円
      10年で1,800,000円
  • 食べ物がおいしく感じられるなど、味覚や嗅覚が改善する。
  • カーテンや衣服、車などに煙のニオイがつかなくなる。
  • たばこによる火事の心配がなくなる。
  • 喫煙場所を探したり、灰皿など掃除したりする手間が省ける。
  • 顔色、胃の調子が良くなる。
  • 家族や周りの人が喜ぶ(受動喫煙の影響がなくなる)。