「中山間地域」とは?
印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新
「中山間地域」とは、都市や平地以外の、中間農業地域と山間農業地域を合わせたもので、「平地の周辺部から山間地に至る、まとまった平坦な田、畑、放牧地などの耕地が少ない地域」です。
平地に比べると道路(農道)が狭い・住居から遠い・山あいの農地で水はけが悪い(または、近くに水利がない)・傾斜がきつくて農地を広げることができない・大きな機械で効率的に作業するのが難しいなど、いろいろな面で不利な条件が多い土地ではありますが、平野部の少ない日本では、実に国土の7割がこの中山間地域であり、また全経営耕地面積の4割は中山間地域にあるという、大きな農業生産地域のひとつです。
また、多くが河川の上流部に位置し、耕作放棄地を出さず、継続して農業活動を営むことにより水源のかん養機能、洪水防止機能など多面的機能を維持しており、結果として下流の都市住民を含む多くの国民の生命・財産、それによる豊かな暮らしを守っているといえます。
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