この絵図は、今から約750年前の鎌倉時代中期に描かれた絵地図です。

描かれているのは当時東郷池周辺に成立していた荘園「伯耆国東郷荘」。荘園の盛衰を示す歴史資料として、日本史の教科書にも度々取り上げられるほど貴重な絵図です。

湯梨浜町には東郷池をはじめ美しい自然環境や貴重な歴史遺産が、古代から受け継がれて今の世に存在しています。絵図を眺めてみると、東郷荘の地形や人々の暮らしを想像させる重要な情報が繊細なタッチで表現されており、そこには現代に生きる私たちへの大切なメッセージが秘められているようです。

さあ、湯梨浜の中世へタイムスリップ!

過去からの視点で、湯梨浜の魅力をさらに感じてみましょう。

※解説ガイドのPDF版はこちらからご覧いただくことができます。
 表側(6.40MB)、裏側(8.20MB)

2009年3月発行
企画・発行/湯梨浜町企画課、湯梨浜町教育委員会
鳥取県東伯郡湯梨浜町大字久留19-1(℡0858-35-3111)
協力/東京大学史料編纂所

池畔に広がる
古(いにしえ)の暮らし
領家松尾神社VS地頭東郷氏
対立和解の構図
色彩豊かで繊細
美しい境界表現
絵図は支配地域を
明確にするため描かれた
歴史を読み解く鍵
絵図が物語るメッセージ
文字の向きにも注目
貴重な歴史資料
中分の意図 裏書に明記
東郷荘絵図 解説ページ
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