開会行事および基調提案
 10月26日、ハワイアロハホールで、町同和教育推進大会が開催されました。
 大会テーマは「やめようで 言える心が 第一歩」。461点の応募作品の中から、東郷中学校1年・森光生さんの作品が最優秀作品として選出され、優秀作品の5人と合わせて表彰が行われました。
 その後、町同和教育推進協議会・西尾浩一会長が「部落問題をはじめ、障がいのある人、外国人などに対する差別や偏見などをなくすために課題を明らかにし、取り組みます」と基調提案しました。

講演
 徳島県人権・同和教育講師団講師の中倉茂樹さんが、小学校6年間受けたいじめ、結婚差別など、自らの体験をもとに講演。「友だちが悩んだり困ったりしている時に、親身になって助けることのできる人は、自分を大切に思い、ふるさとに誇りを持っている人である」と、参加者に力強く訴えました。

佐治劇団 五しによる人権劇「それとこれとは…」
 結婚差別をテーマに、差別はいけないことと思いつつ、親戚、世間体に翻弄される主人公。葛藤し理解し学習していこうとする姿勢を通し、差別に屈しないことの大切さを、わかりやすく参加者に伝えてくださいました。

意見発表
■北溟中学校3年・手石妙亮さん、樋口輝さん、津村真理子さん、中田美里さん
 「学習会に通う中で部落問題、ハンセン病回復者の問題などさまざまな人権を学ぶことができた。これからも仲間とともに学習していきたい」。

■東郷中3年・石橋駿介さん
「ハワイのヒロ中学生が、我が家にホームステイした経験から、言葉の大切さと人を思いやることで心が通い合うことを学んだ。将来、差別をなくしていける大人になりたい。そして、子どもも大人も学ぶことで自分たちが誇れる町なってほしい」。