落語がブームです |
町 立 図 書 館 48-6012 |
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NHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」の影響でしょうか、最近落語が静かなブームになっているようです。このドラマは、福井県出身の若い女性が、大阪に出てきて落語の世界に心を引かれ、修業を積み重ねて落語家になるという笑いあり涙ありの物語です。 落語は、日本の伝統的な話芸の一つです。芝居話、人情話、怪談話などに区分されますが、いずれも落語家が巧みな話術でさまざまな人物を演じ分けるのが聴きものです。 図書館でも『古典落語体系全8巻』(三一書房)や『桂枝雀爆笑コレクション全5巻』(ちくま文庫)など落語の話をまとめたもの、「めぐろのさんま」「はつてんじん」「じゅげむ」といった落語絵本などをそろえています。 また、「NHK落語名作選全12巻」(カセットテープ)や、数は少ないですが上方落語を代表する桂米朝、桂枝雀のCDもあります。 以前、この欄でも紹介しましたが、お勧めは何といっても枝雀さんの落語です。小さいころ、父親の故郷・倉吉市に疎開して1年ばかり過ごしたせいでしょう、枝雀さんの落語のしゃべりには当地の方言「ちゃーな」「なんちゃーな」がひんぱんに出てきます。 当館にある枝雀さんのCDには、「ちりとてちん」にもよく出てきた落語の演目「崇徳院」が収められています。百人一首のなかの崇徳院の歌「瀬を早み岩にせかるる滝川の」を手がかりに若い男女の恋が成就し、やがて一組の夫婦が誕生するというおめでたい話です。笑いのなかにも人情味あふれる話の展開を、ぜひご鑑賞ください。 昨年は、町立図書館、羽合図書室、しおさいプラザとまりをご利用いただき、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。なお、3施設とも1月6日(日)から開館します。詳しくは広報ゆりはまおしらせ版1月号をご覧ください。 |