町民の皆さん、明けましておめでとうございます。

湯梨浜町が誕生して三度目の正月を迎えました。

昨年一年を振り返りますと、第一次総合計画など各種計画の策定に始まり、羽合小学校の開校、防災行政無線の整備や障害者自立支援法の施行に伴う包括支援センターの設置など、新町の礎づくりや教育、住民の安全にかかる基盤づくりなどが進められたほか、二十世紀梨導入百周年記念事業や全国スポーツレクリエーション祭などの臨時的なイベントも住民の皆さんの協力を得て成功裏に終えることができました。

また、長年の懸案だった方面地区のウラン残土撤去、湯梨浜町商工会の発足、自動車運転免許試験場の誘致など喜ばしいことがある一方で、山本前町長の急なご逝去など悲しいことや残念なこともございました。

そのようなことを振り返りながら、私は今、いよいよ「まちづくり本番」の年を迎えたと感じています。

町の財政は、依然厳しい状況にありますが、その中にあっても、湯梨浜町が将来にわたり発展するための施策や住民の安全・安心を守るための施策などについては、積極的に取り組むことが必要と考えており、わが町の素材を生かした産業の振興、時代や住民ニーズに応じた福祉あるいは教育施策等を展開し、個性的で自立したまちづくりを推進したいと思っています。

また、これらを進めるためには、町行政革大綱に基づく行財政改革への不断の取り組みを前提に、住民の皆さんとの「協働」を念頭に進めていくことが肝要です。

イベントや産業、福祉、教育等のさまざまな分野で、住民の皆さんと役場職員が知恵を出し合いながら施策を構築し、総合計画のキャッチフレーズである「げんき いきいき かがやきのまち」の具現化に向け取り組んでまいりたいと思います。

町民の皆さんのご理解と積極的な参画をお願いします。

最後に、本年が町民の皆さんにとって良い年となるよう祈念し、新年のあいさつとします。

湯梨浜町長  宮脇 正道