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「秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも 数ある中に 松をいろどる 楓や蔦は 山のふもとの裾模様」と歌われる童謡・紅葉。夕焼小焼や赤とんぼも秋の夕暮れを歌った曲です。▼秋の日はつるべ落としと言って、他の季節よりも夕暮れが短く、宵闇が早く訪れるように感じますが、実際は空が暗くなるまでの時間はほとんど変わりません。しかしながら、この時季は日ごとに短くなる昼の時間の割合が最も大きく、月曜と金曜では十分近くも夕暮れが早くなるのです。これが秋の日はつるべ落としと言われる理由のようです。ちなみに春は秋とはまったく逆の現象で、日の出が目に見えて早くなります。▼秋の季語の一つ「山粧う」。紅葉をまとった山が青空とコントラストを作るかと思えば、赤いフィルターがかかったように夕日に照らされる、秋はとても色彩豊かな季節だと感じる時間です。 |
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