本の解説(6)

町 立 図 書 館 48─6012
中央公民館羽合分館図書室 35─5344
しおさいプラザとまり 34─3226

 今月も図書の日本十進分類法(NDC)の続きを紹介します。700番台は「芸術・スポーツ・諸芸」です。
 ひと口に「芸術」といっても、その内容は実に多岐にわたります。「スポーツ」においてもそうです。
 例えば、芸術では一般的な美術史や国宝を紹介した本にはじまって、彫刻、洋画・日本画・水彩画などの絵画関係、書道、版画、写真、工芸、音楽、能や歌舞伎などの演劇、映画などに区分けされます。
 絵画や音楽では、有名な作品の解説本はもちろん、個々の実技の入門書もありますので、ぜひご利用ください。
 夏休みに子どもたちがよく利用する工作の本や、陶芸、染色、竹細工、骨董品などは工芸に含まれます。
 いわゆる各公民館で幅広く取り組まれている趣味的なサークル活動に役立つコーナーといえそうです。
 一方のスポーツも、体操、陸上、野球・サッカー・バレボール・卓球・ラグビー・ゴルフなどの球技、スキー、水泳、登山やハイキングなどの戸外レクリエーション、釣り、相撲、競馬、柔道や剣道の武道などと細かく分かれます。
 人気のある野球やサッカーでは、有名なプロ選手の自伝や技を磨くための入門書、観戦の楽しみ方を紹介した本が並びます。興味のある人はご利用ください。
 最後の諸芸は、茶道、華道という日本古来の習い事、囲碁、将棋、ダンスなどとなっています。
 芸術もスポーツも、学校のクラブ活動で指導者に習ったり、個人的に先生について教わったりするケースが多いようですが、時には関連する本を図書館で借りて読み、腕を磨くための参考になさってください。

◆ 主な新着図書 ◆

◇五木寛之著『天命』◇野坂昭如著『最後の林檎』◇立松和平著『軍曹かく、戦わず』◇帚木蓬生著『千日紅の恋人』◇藤堂志津子著『情夫』◇東野圭吾著『容疑者Xの献身』◇日野東著『信州高原トレッキングガイド』◇前野未悠著『着物のいろは』◇西川治著『旨みスタミナにんにく料理』◇南川三治郎著『欧州陶器紀行』◇三宅邦夫著『楽しい手品あそび62』◇羽生善治著『決断力』◇浅井武著『ベッカムのボールはなぜ曲がるのか?』