この間、羽合西小学校の音楽会に行きました。とても懐かしかったです。僕も小学生のとき体育館でクラスメートと一緒に歌ったり、演じたりしました。でも、僕の学校では小さい体育館にステージがなくて、お客さんが階段状の観覧席に座っていました。
 北溟中学校の文化祭にも少し顔を出しました。僕の高校の芸術用の建物はここのアロハホールと似ていて、僕はよくステージで演奏したので、それも懐かしかったです。
 演奏者が、バンドの前に立っていたことが面白かったです。アメリカであまり見たことがありませんが、格好良かったです。
 小学校も中学校も演奏がとてもよかったと思います。小学生がホルストの曲を演奏していて、ちょっとびっくりしました。ホルスト氏はイギリス生まれなのに、欧米では音楽をよく知る人以外、それほど有名ではありません。

 でも一番びっくりしたのは多数の楽器があったこと。西小学校にはアコーディオンやヴィブラホンなどがあり、いいなぁと思いました。自分はアコーディオンがあこがれなのですが、今までちょっと買う余裕がありませんでした。日本の子どもは、色々な楽器と触れ合う機会があり、とてもいいことだと思います。

 僕の小学校では打楽器とピアノがありましたが、それ以外あまり何もなかったです。他の学校の状態は分かりませんが、西小学校みたいにたくさんの楽器を持つことはアメリカのほとんどの公立小学校ではありえない話です。高校に進んだら色々な楽器がありましたが、寄付金で買ったり、もらったりしたものが多かったです。

 僕はオレゴン州とオハイオ州しか住んだことがないのですが、この二つは経済状態が悪くて学校予算が危機に陥ることもありました。州によって予算が違うので、他の州や私立学校では状態が違う可能性もあります。
 でも、多くの楽器がなくても音楽は楽しいです。学生時代を振り返ってみると一番楽しい思い出は音楽とつながっています。高校がやっと楽しくなってきたと思えたのはカタリーナズという合唱に入ったころです。いつもタキシードを着て、楽しいところに歌いに行きましたし、いい友達がたくさんできたので、とてもいい体験でした。ジャズバンドも色々な楽しい思い出があります。

 日本の学校は音楽やスポーツなど様々な分野を支持しているようで、とてもうれしいです。様々な楽しみがある人生の方が楽しいと思います。 僕は勉強したいことや練習したいことがあり過ぎて、一日に全部やりたいことをするのはとても無理です。今のアパートのテーブルの上に、日本語文法やイタリア語や作曲など、様々なものについて書かれた本があります。


 今でも、音楽を楽しんでいます。ケント大学でロック音楽のサークルに入って、よくサークルの人と即興で音楽をやったりしていました。卒業論文のために小泉文夫の日本の伝統音楽について書いた本を訳しました。
 日本に来てから、僕の得意のベースギターを買って毎日練習しています。そろそろ録音機を買っていつものように歌を作ろうと思っているところです。
 僕は音楽に興味があるので、様々なものを聴きます。みなさんのお勧めがあれば教えてください。音楽を一緒に楽しみましょう。
 ではまた今度です。