秋も深まり、やがて寒い寒い冬が…。そんなとき、湯気が立ち上る温泉にそっと足を浸して、手軽にホッ。
 九月二十五日、長和田地区の県立公園内に「めぐみのゆ公園」が開園しました。式典では山本庸生東郷町長が「住民のみなさんに育てていただく公園。湯梨浜町の大きな観光資源となることを願います」とあいさつ。続いて公園の名付け親である花見小学校五年・山 以朔くん(埴見)と山本町長が除幕を行いました。
 この場所では、以前からゆう出圧力を調整するために温泉が流されており、住民主体で活用方法について協議を重ねた結果、温泉を利用した公園として整備されました。
 公園には百円で百?を販売する温泉スタンド、約二十分で温泉たまごができる「めぐみの泉」、身体に障害を持つ人も利用できる足湯、イベント広場、管理棟などが整備されています。
 また温度差発電装置が併設され、温泉熱と冷水の温度差を利用した発電が行われています。発電した電気は、表示板や照明の一部に使われています。
 九月十七日、はわい温泉地区に「恵比寿の湯」、「弁財天の湯」、「寿老人の湯」がそれぞれオープン。泉質は塩化物・硫酸塩泉、泉温は五十から五十六度。神経痛、筋肉痛などに効能があると言われています。
 開湯時間は十時から二十一時まで、連日多くの人でにぎわっています。