三町村の関わり

 鳥取県中部、東郷湖の周囲に位置する羽合町、泊村、東郷町。これらのまちは地理的、歴史的に結びつきが強く、経済・文化・教育・生活など、さまざまな面で住民同士の交流がさかんで、従来から一体的な地域圏を形成してきました。
 新町名「湯梨浜」はそれぞれの地域の特徴を表し、「湯」は、はわい・東郷温泉、「梨」は、二十世紀梨を、「浜」は、羽合町、泊村の海岸を象徴しています。
 泊村は八十六年、羽合町、東郷町は五十一年の歴史を持ちます。 八月末日現在、泊村三千百十六人、羽合町八千二百三人、東郷町六千六百五十七人です。
昭和二十八年(一九五三)、長瀬村、浅津村、橋津村、宇野村の四か村が合併して誕生。北は日本海、南東部は東郷湖に面し、湖畔と海岸部には、はわい温泉や東郷湖羽合臨海公園などがあり、「日本のハワイ」をキャッチフレーズに県内外から多くの観光・レジャー客を集めています。
 長瀬高浜遺跡や橋津藩倉など、全国的にも貴重な歴史資産を数多く有しています。
大正七年(一九一八)、久津賀村、三橋村、泊村の三か村が合併して誕生。日本海に面し、古くから漁港として開けた地域で、近世には鳥取藩の船番所も置かれ、因幡と伯耆を結ぶ街道の宿場町として栄えました。
 産業は県中部有数の漁港、泊漁港を拠点とする沿岸漁業と梨、スイカなどの農業が中心。グラウンドゴルフの発祥地として知られています。
昭和二十八年(一九五三)、東郷松崎町、舎人村、花見村の一町二か村が合併して誕生。東郷湖南東部に広がる風光明媚なまちで、湖畔には東郷温泉があります。
 まちの南東部の丘陵は鳥取県特産二十世紀梨の県下有数の産地で、近年、国内最大の中国庭園や温泉保養施設が整備され、観光と梨のまちとして発展を続けています。