広報ゆりはま 1月号
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第8回認 知生活症習慣を病を理予防解しして健よ康寿う命を!延ばそう~認知症の人を介護している家族の気持ち~認知症の人を介護している家族などの気持ちを理解し、どんな応援をすればいいか考えてみることは、認知症の進行防止につながるだけでなく認知症の人を支える上でとても大切です。家族の思いは、大きく次の四つの段階があるといわれています(詳細は下表をご覧ください)。家族の誰かが認知症になったときには誰しもショックを受け、戸惑い、混乱に陥るなど、まず第1、2段階を経験することになります。この段階が家族にとってつらい時期になり、虐待が多いのもこの時期です。第4段階の受容にたどり着く間には、第1段階から第3段階までを行きつ戻りつを繰り返します。その時期を通り抜け、認知症の人の「あるがまま」を受け入れられるようになるためには、介護者の気持ちの余裕が必要です。介護者がさまざまな問題を【介護をしている家族の思い】解決し、余裕を持って介護していただくために、町では介護をされている家族を対象に「家族のつどい」を開催していますので、お気軽にご相談ください。詳しくは、広報ゆりはま30ページ『家族のつどい』をご覧ください。14 物忘れが目立ったり「あれ、どうしたんだろう?」と感じたりと、どう対応していいか戸惑い「あんなにしっかりしていたのにまさか」と認知症を否定しようとします。家族にも打ち明けられず悩むのがこの時期です。 認知症への理解の不十分さからどう対応して良いか分からず混乱し、ささいなことに腹を立てたり叱ったりします。精神的・身体的に疲労困ぱいし、気持ちに余裕がなくなってしまいます。 怒ったりイライラしたりしても何もメリットがないと思い始め、割り切れるようになる時期です。症状は同じでも、介護者にとって少し気持ちに余裕が出てくる段階です。 認知症に対する理解が深まって、認知症の人の気持ちが分かるようになり、認知症の人を家族の一員として受け入れられるようになります。    ⇨⇨⇨【問い合わせ】役場長寿福祉課(地域包括支援センター)(℡35-5378)第1段階戸惑い・否定第2段階混乱・怒り・拒絶第3段階割り切り第4段階受容

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