広報ゆりはま 12月号
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心配・不安なのは誰よりも本人です三つの基本姿勢と七つのポイント▼まずは見守る▼余裕を持って接する▼声を掛けるときは1人で▼後ろから声を掛けない▼相手と目線を合わせて優し▼穏やかに、はっきりした話▼相手の言葉に耳を傾けてい口調で話し掛けましょうし方でゆっくり対応しましょう第7回認 知~症認知を症の理人と解接すしるとよきのうポ!イント~生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう 「認知症の本人に自覚はない」は大きな間違いで、認知症の症状に最初に気付くのは本人です。気付きのきっかけは、物忘れによる失敗、家事や仕事がうまくいかなくなるといったことが多くなり、なんとなくおかしいと感じ始めます。認知症特有の「言われても思い出せない物忘れ」が重なると、本人が何かが起こっていると不安を感じ始めます。また認知症になったとき、多くの人が「私は忘れてなんかいない」「病院に行く必要はない」と言い張り家族を困らせますが、これも「私が認知症だなんて…」というやり場のない悲しみや不安から、自分を守るための自衛反応と言えます。さらに、認知症になることで会話についていけなくなり、人を避け閉じこもりがちになります。それにより家族から声を掛けられる機会も減り、蚊帳の外の体験から孤独感を深め寂しさや不安感を感じることが増えていきます。認知症の人であっても、一般の人との付き合いと基本的には変わりませんが①驚かせない②急がせない③自尊心を傷付けない―の三つについて心掛け、対応しましょう。具体的な対応のポイントと8   して、次の七つを心掛けましょう。=認知症と思われる人に気付=こちらの困惑や焦りは、相=複数で取り囲むと恐怖心を=一定の距離で相手の視野にいたら、一定の距離を保ちさりげなく様子を見守りましょう。手にも伝わり動揺させてしまいます。時間や月日が分からなくなり、不安で何度も同じことを聞きますが、教えてもらうことで安心します。自然な笑顔で応じましょう。あおりやすいので、できるだけ1人で話し掛けるようにしましょう。入ったところで「何かお困=体の高さを合わせ、目線を=高齢者は耳が聞こえにくい=認知症の人はせかされるこりですか」「お手伝いしましょうか」など声を掛けましょう。唐突な声掛けは禁物です。同じにして対応しましょう。人が多いので、ゆっくり、はっきりと話すように心掛けましょう。とや複数の問いに答えることも苦手です。相手の言葉をゆっくり聞き、何をしたいのか相手の言葉を使って推測し確認しましょう。【問い合わせ】役場長寿福祉課(地域包括支援センター)(℡35-5378)

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