広報ゆりはま 11月号
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亀石と出雲山(昔から伝わる民話)湯梨浜今昔物語子どもの人権を守りましょうゆりはま人権セミナー■日時 11月10日(水)■場所 ■内容 「こどもの貧困」おくにぬしのみこと大お国主命の娘で下し照姫命といい、うきのくに伯ほ耆国一ノ宮倭しり文神社に安産の神ずものくにたてるひめのみこと「子どもが、その人格の調和のと1989年11月20日、子どもの人権を保障する「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」が国際連合総会で採択され、日本政府は1994年に批准しました。この条約では、18歳未満の人を子どもと定めています。子どもの権利条約の前文ではれた発達のため、愛情および理解のある雰囲気の中で成長すべきである」などと述べられ、さらに「極めて困難な条件のもとで生活している子どもが世界のすべての国■講師 ■その他 に存在する」とされ、「このような子どもに特別の配慮が必要である」と述べられています。現在の日本には、子どもの貧困、児童虐待(厚生労働省のまとめでは、昨年度20万件を超え過去最多)、家族を子どもが介護するヤングケアラーの問題など、子どもの人権に関するさまざまな問題が発生しています。私たちは、子どもたちに今何が起きているのかを知り、大人として何ができるのかを一人一人が考える必要があるのではないでしょうか。 19時~20時15分食堂ネットワーク代表)染症の感染拡大状況により、延期または中止とする場合があります。アロハホール山根恒さん(鳥取市地域新型コロナウイルス感に当たる、字「仮か屋ヶ崎」という海岸があります。その50㍍沖合に、亀が首を出したように見える大きな岩があります。土地の人は、この大きな岩を「亀石」と呼んでいます。昔、女の神様が海から亀に乗っておいでになりました。その神様は亀に「ここにしばらく待っていなさい」と言って陸に上がられましたが、あまりにも眺めが良いので、すっかり気に入って帰るのを忘れ、この地に住みついてしまわれました。亀は言われたとおりそこにじっと待っていたので、とうとう岩になってしまいました。様としてまつられています。地に住居をお定めになり、住民への農業指導や医療普及、安産の指導に努められましたが、故郷恋し湯梨浜町大字宇野と宇谷との境その女の神様は、出い雲国のさて、下照姫命は倭文神社の社さのあまり、日暮時になると少しでも出雲国に近づこうとの想おいからか、東郷池東岸の高台まで歩を運び、遠く出雲国の方向に向かってつぶやかれていました。その姿を見た人々は、いつしかこの高台を「出雲山」と呼ぶようになったといわれています。町文化財保護委員       河原 孝徳(宇野)出雲山展望台から東郷池の向こうの大山と出雲国を望む沖合50mにある亀石26~多様性 みんなで認め つながろう~町教育委員会生涯学習・人権推進課(℡35-5369)人権教育シリーズvol.113共に生きる―         とりやがさき も

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