広報ゆりはま 8月号
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■認知症に似た病気①正常圧水頭症フレイル判定結果表を送付しました!認知症を理解しよう!②脳腫瘍③慢性硬膜下血腫④甲状腺ホルモン異常⑤慢性アルコール中毒⑥ビタミンB12欠乏症【若年性認知症】~認知症の症状を引き起こすその他の病気~第3回 生活習慣病を予防して健康寿命を延ばそう=脳の周囲や脳室内に脳脊髄7月号では、認知症を引き起こす代表的な病気についてお知らせしました。今月は、認知症の症状を引き起こす、その他の病気などについてお伝えします。次の①から⑥までの病気は認知症の症状がありますが、早期診断により治療が可能な主な病気です。液が貯まることにより、認知機能が低下する病気です。主な症状は、ボーッとして反応が鈍い、パーキンソン病のようなすり足小股歩行、尿失禁があります。脳外科的処置により治療可能です。=頭蓋骨内にできた腫瘍によ=頭部打撲により、脳の硬り、頭蓋骨内の圧力が上がり、頭痛や吐き気、嘔吐、視界がぼやけるなどの症状を引き起こします。ただし高齢者の場合、既に脳の萎縮があるため、あまり圧力が上がらず症状が出ないことも多いです。脳外科的処置により治療可能です。膜下に小さな出血が生じ、それが1~3カ月かけて徐々に増大して大きな血腫となり、それが脳を圧迫することで、意識障害や認知機能低下、歩行障害などの症状を引き起こします。脳外科的処置により治療=甲状腺機能低下により、=アルコールが切れると飲ま=胃潰瘍や胃がんで胃の摘出可能です。ボーッとして反応が鈍い症状を示します。血液検査で甲状腺ホルモン濃度測定後、低下が認められた場合は内服治療が基本です。ずにいられない状態で、多量のアルコールを長期摂取することにより、認知機能低下が加速するものです。アルコール依存症の治療が必要です。手術を受けた例で、ビタミンB12の吸収障害によって、認知機能の低下だけで=初期症状が認知症特有のもなく貧血や手足のしびれ、歩行のふらつきなどの症状が起こるものです。血液検査でビタミンB12濃度を測定し、低下が判明した場合は内服治療が必要です。のではなく、診断が難しかったり、本人や周囲の人が何らかの異常に気付くものの受診が遅れたりといった特徴があります。町では、認知症早期発見のための物忘れ相談プログラム(タッチパネル)による簡単な検査を集団健診時に実施したり、若年性認知症の人とその家族を支援するため、家族同士の交流と情報交換の場として、「にっこりの会」を中 65歳以上の高齢者で、フレ部市町で合同開催したりしています。イル予防のための基本チェックリストを3月に提出した人に対し、その判定結果表を6月下旬に送付しています。フレイルとは、加齢により心身機能の低下が見られる状態のことで、適切な支援を受けることで健康な状態に戻ることができたり、今の状態を維持し要介護状態にならないようにしたりすることができます。判定結果表の見方がよく分からない、物忘れが気になるなど、お困りごとがある人は遠慮なくご相談ください。10   【問い合わせ】役場長寿福祉課(地域包括支援センター)(℡35-5378)

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