広報ゆりはま7月号
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湯梨浜今昔物語部落解放月間が始まりますゆりはま人権セミナー■日時 ■場所 ■内容 「部落問題について」ゃおょう(昭和44年)7月10日を記念して、 (倉吉市はばたき人権文化セン7月10日(土)から8月9日(月)までの1カ月間、「部落解放月間」 19時~20時15分が実施されます。この月間は「同和対策事業特別措置法」が施行された1969年県が同和問題(部落差別)の早期解決をめざして1970年(昭和期間中、県内では「『知る』こと『気づく』ことから始めてみませんか」をテーマに、講演会や研修会など、さまざまな啓発活動が行われます。■講師 町でも、毎年「みんななかよし」「差別をなくそう」と書かれた黄色いリボン着用による啓発活動を行っています。同和問題は、多くの人の努力によって、以前に比べて改善されてきました。しかし、今なお差別が存在しています。この月間に多くの人たちに同和問題について考えていただきたいと願い、ゆりはま人権セミナーを開催します。皆さんのご参加をお待ちしています。ター・福吉児童センター所長)7月14日(水)ハワイアロハホール山下千之さん原池のほとり、蛇じう王さん広場に高さ3㍍、幅1・3㍍の石碑があります。1905年(明治38年)に原池を埋め立て、3町ちぶ歩の水田が造られたのを記念して建てられました。れていましたが、明治37年に始まる日露戦争の戦費調達のため鉄道工事は中止となり、作業員は失業してしまいました。その頃の原は田が少なかったので、原区長の陶山栄吉は、日頃から広々とした原池を埋め立てて田を増やしたいと考えていました。失業して困窮する作業員に池の埋め立て工事を発注すれば彼らの救済になり、水田不足の解消にもなると、念願の原池埋め立てを決意します。驚き反対します。しかし、水田が増えれば自分の田が持て、自作農となれば収入が増えて生きがいを持って農業に取り組むことができると熱心に説き賛同を得ます。栄当時、山陰線の敷設工事が行わ区民は、あまりに大胆な計画に養よ蚕場を150余名の作業員の宿吉はたびたび県庁へ出向き、埋め立ての許可を得て、銀行から資金を調達します。さらに、自宅の舎として提供し、明治37年2月に起工し1年にして完成させました。以後、自作農、篤と農家が増え原区繁栄の礎となりました。碑文は鳥取の漢学者である久保逸民が起草し、当時の組合村村長だった三枝禮二の書で顕彰されています。町文化財保護委員      賀須井 長美(小浜)紀きね念ん開かい墾こ之んの碑ひ明治38年原池干拓記念紀念開墾之碑20~気づいてる? 相手の気持ち 自分の言葉~町教育委員会生涯学習・人権推進課(℡35-5369)45年)に制定したものです。              ばんさうくのうか 人権教育シリーズvol.109共に生きる―

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