広報ゆりはま7月号
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【佐々木哲也さん】聖火リレー。町内からは佐々木哲也さん(長和田)と足立瑠美さん(東田後)の2人が聖火ランナーとして選ばれました。お二人はどんな思いで聖火をつないだのか、その心の内を尋ねました。月22日に長和田地内で行われた、東京2020オリンピックコロナ禍を超えて※質問①聖火ランナーに選ばれたときの気持ち質問②1年延期が決まったときの心境質問③聖火に込めた思いや願い質問④今回の経験を今後どう生かしたいか①自分が選ばれたと聞いたときは、驚きと喜びの気持ちでした。私には、学習障がいと軽度の知的障がいがあり、高校は県外の特別支援学校に通いました。そこで、今も続けているFID(知的障がい)サッカーに出会い、当時全国大会にも出場しました。しかし、高校卒業後に地元に帰ったときに、鳥取県が全国で唯一FIDサッカーの代表チームがないということを知りました。そこから、鳥取県の代表チームを立ち上げるために活動を始めたのですが、その活動のさなかで今回聖火ランナーに選ばれたので、リレーを通じて自分の取り組みを皆さんに伝えたいと思いました。②最初はショックでしたが、聖火ランナーに選ばれたという事実は変わらないので、自信を持って今まで続けてきた活動に励もうと思いました。③障がいの有無に関わらず、応援してくれている世界中の人たちに笑顔をつなげたいという思いでした。また、差別や偏見のない社会になってほしいと強い願いを持って走りました。当日は、沿道におられたたくさんの人が笑顔で応援してくださり、逆に自分の方が元気をもらい、楽しく走ることができました。④あらためて、笑顔の大切さを実感しました。たくさんの人に支えられていることを忘れず、これからもFIDサッカーの普及や、自分も相手も大切にできる社会を目指して、自分ができることを一つずつ行動に移していきます。佐々木哲也さん    5   2

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