2015年広報ゆりはま5月号(電子書籍用)
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スッポン はわい温泉・東郷温泉旅館組合では、温泉地の魅力向上と活性化のため、シジミやカニなどのシーズン以外で提供できる目玉商品について検討。「美容」「健康」「長寿」をテーマに、事例調査などを行いながら検討を重ねた結果、アミノ酸やビタミンなどの栄養素が豊富なスッポンに着目し、温泉水を活用した養殖に乗り出しました。 平成25年8月には、同組合員が所有する養魚場に※稚鼈べつの初放流が行われ、スッポンの養殖がスタート。放流されたスッポンは、温泉水による水温調整を行うことで冬眠期間が取り除かれ、通常4年ほどかかる成長期間が約1年半に短縮されます。 また、成長期間が短くなることで、誤って餌などと一緒に泥を体内に取り込む時間も短くなることから、臭味を抑え、肉質の柔らかいスッポンを養育することができます。 お披露目会では、東郷温泉「湖泉閣養生館」の料理長・岩本栄二さんが、スッポンを用いた鍋・釜飯・竜田揚げ・雑炊の4品を披露。試食した温泉宿の新たな名物料理に ご当地でしか味わえない名物料理を生み出すため、平成25年に始動したスッポン養殖事業。このスッポンを食材に使用した料理のお披露目会が3月26日、東郷温泉「湖泉閣養生館」で行われました。※スッポンの赤ちゃん2

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