第2編 歴史
第4章 近代・現代
第6節 観光
 1  温泉街の発展

昭和14年の宿泊客数
 町村合併以前の東郷・松崎両温泉の宿泊客数などは、ほとんど記録が残っていない。ただ一つ、昭和14年度に日本温泉協会が調査した結果が知られる(同16年刊『日本温泉大鑑』収録)。これによると、当地での宿泊客数は季節に関係なく、毎月平均5,000人前後となっている。また、年間延べ数62,150人は、県内の温泉地では三朝に次いで2番目の数字である(ただし、皆生温泉などは記録されていない)。


表69 昭和14年の温泉宿泊数 (『日本温泉大鑑』による)
1東郷・松崎温泉の月別宿泊客数
2県内の温泉地の年間宿泊客数
宿泊客数
1
6,433
2
5,806
3
4,514
4
5,584
5
4,427
6
4,541
7
4,492
8
5,820
9
4,330
10
5,644
11
5,223
12
5,336
62,150
 
温泉名
宿泊客数
三朝(20)
80,746
東郷・松崎(7)
62,150
吉岡(13)
37,057
岩井(5)
24,835
浜村(3)
9,670
関金(3)
8,059
(注)温泉名欄の( )内は旅館数を示す。

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