第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第3節 地質と資源
 4  温泉

温泉の現状
 鳥取衛生研究所が昭和55年度に調査した結果によると、町内で利用されている泉源は個人所有・町有・集中管理組合所有などを含めて36か所ある。このうち自然湧出するのは1か所だけで、残りは水位が低く、動力ポンプを使ってのくみ上げが必要な泉源である。平均温度は64.7度、揚湯量の合計は毎分1268.2リットルである。
 また、昭和37年から45年の間に、温泉の平均水位が約6メートル下がっていることが知られる。地下水の圧力が弱くなったためか、それとも温泉水そのものの減少なのか不明である(この項は『町報とうごう』335号によった)。

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