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ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオについて

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

ジフテリア

 ジフテリアは、高熱と特徴のあるせきなどを起こす病気で、ジフテリア菌が体内に入って起こります。最近の発病は年に10名くらいと言われている程度ですが、小さいときにかかると重症になりやすく、菌がつくった膜で窒息死する可能性があるという怖い病気です。

破傷風

 破傷風は、けいれんやマヒを起こしたりする病気で、ケガをしたところや動物に咬まれた傷から、破傷風菌が入りこんで起こります。小さい子と高齢者に多く、菌のつくる毒で神経がおかされて、死ぬこともあります。破傷風菌は日本中どこでもいますので、積極的に予防接種を受けることが大切です。

百日咳(ひゃくにちぜき)

 百日咳は、かぜのような症状から始まり、激しいせき(特に夜)が出て長く続く病気で、百日咳菌が体に入って起こります。感染力がとても強く、小さい子どもがかかると咳がひどくて呼吸ができなくなってけいれんを起こしたり、また肺炎などの重い合併症を引き起こして、死に至ることもあります。
 百日咳は母親からもらえる抗体が少ないことが多く、乳児の時期にかかることも充分考えられますし、小さなうちは症状が重くなることも多いですので、早めに接種を受けましょう。

ポリオ(急性灰白髄炎)

 ポリオは「小児マヒ」とも呼ばれ、正式には「急性灰白髄炎」と言います。
 今から30年くらい前までは、ポリオは流行をくりかえしていましたが、予防接種のおかげで、日本での自然感染は報告されていません。ところが、今でも他の国ではポリオが流行しているときがあり、これらの地域に旅行した人がポリオに感染することがあります。
 小さな子どもはもちろん、大人も旅行の際は(ポリオが流行している、という情報がある国に行くときは特に)接種を受けましょう。

予防接種を受ける前に

 種類によってはゼラチンを含むものもありますので、アレルギーを起こす場合があります。接種の前に説明を受けて、子どもの体調によく注意しましょう。
 また接種回数が多く、ほかの予防接種より痛い注射ですので、なるべく記憶の残りにくい、まだ小さい時期にするのもひとつの方法です。

予防接種を受けたあと

 接種の当日は激しい運動などを避けて、いつも通りの生活をしましょう。入浴はかまいませんが、子どもが不機嫌な時は、やめておいた方が無難です。
 基本的に毒性のないワクチンですが、注射したところが赤くはれたりすることがあります。1回目の後、数日後によくはれますが、普通はしばらくすると消えます。また回数を重ねるごとに反応が強くなりますが、これは免疫がついてきた証拠です。
 通常は心配ありませんが、ひじを越えるくらい大きくはれたときは、医師に相談しましょう。