ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織で探す > 子育て支援課 > ヒブ(インフルエンザ菌b型)について

ヒブ(インフルエンザ菌b型)について

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

脳や脊髄(せきずい)を包んでいる髄膜に細菌が感染して起こる病気を細菌性髄炎といいます。乳幼児の細菌性髄膜炎を起こす原因の半分以上を占めているのが『ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(略してHib)』という細菌です。
ヒブによる細菌性髄膜炎は5歳未満の乳幼児がかかりやすく、とくに生後3か月~2歳くらいまではかかりやすいので注意が必要です。
ヒブは菌を持っている人のせきやくしゃみで感染します。一部の人でヒブが鼻の中で増え、血液中に入り込み髄膜炎や肺炎などをおこします。細菌性髄膜炎の主な初期症状は発熱などで、かぜ症状と似ているため、早期の診断がとても難しい病気です。
病気にかかると、その約5%が死亡し、約25%にてんかんや難聴、発育障害といった後遺症が残ります。また、感染しても抗体(免疫)ができにくく、抗生物質の効かない菌(耐性菌)も増えてきており、治療がむずかしくなっています。

ヒブワクチンについて

ヒブによる重い感染症(細菌性髄膜炎、敗血症、肺炎など)を予防するワクチンです。世界的に広く使われており、日本では平成20年12月に接種できるようになりました。ヒブワクチンは4回の接種を受けた人のほぼ100%に抗体(免疫)ができます。

主な副反応について

  1. 局所反応が中心で発赤(ほっせき)(44.2%)、腫脹(しゅちょう)(はれ)(18.7%)、硬結(こうけつ)(しこり)(17.8%)、疼痛(とうつう)(5.6%)がみられますが、通常は一時的なもので数日で消失します。 また、接種した人の数%に発熱がみられます。
  2. 重症な副反応として、非常にまれですが、海外でショックやアナフィラキシー様症状(じんましん・呼吸困難など)、けいれん(熱性けいれん含む)、血小板減少性紫斑病といった副反応も報告されています。

ワクチン接種後の注意

  1. ショックやアナフィラキシー(じんましんや嘔吐、息苦しいなど重篤な副反応)が現れることがありますので、接種後30分程度は医療機関でお子様の様子を観察するか医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  2. 接種後に高熱やけいれんなどの異常があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後腫れが目立つときや、機嫌が悪くなったときなどは医師にご相談ください。
  4. このワクチンを接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、6日以上の間隔をあける必要があります。ただし、このワクチンは他のワクチンとの同時接種が可能ですので、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
  5. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位はこすらないようにしてください。
  6. 接種当日は、はげしい運動はさけてください。

接種スケジュール

 接種開始時期によって接種回数が変わります。複数回接種する場合は接種間隔を厳守してください。

接種スケジュールを説明する画像