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パニーニ湯梨浜店・パニーニ花見事業所開所式祝辞(H.24.3.14)

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

町長あいさつの様子 本日、このように多くのご来賓をお迎えし、パニーニ湯梨浜店並びにパニーニ花見事業所の開所式が行われますことを、とてもありがたく、うれしく思っています。

 まるで、3年越しの恋が実った、そんな気持ちです。

 大家社長さんから松崎地域に出店したいというお話を伺ってから、丸2年を経てこの喜びの日を迎えました。感慨ひとしおのものがあります。

 振り返ってみますと、平成22年の初め、大家社長から、中部地区で障がい者等を雇用し、パンやラスクを製造・販売する事業を考えており、梨やイチゴなど豊富な農産物を産し、風光明媚な景観を有する松崎地区に出店したいというお話を伺いました。

 以来、廃業された旅館の建物、燕趙園前の天下市場、JR松崎駅舎などを候補に、検討が進められました。中でも、JR松崎駅舎は、わが町の玄関口であり、そこが明るく活気のある施設になれば、町のイメージアップにつながりますし、また、通勤される障がい者の方にとっても便利だということで、平成22年6月、私も一緒にJRへお願いに伺ったりしました。感触もよく順調に進むものと期待しておりましたが、実は最後に高いハードルがあり、実現に至りませんでした。「ああ、残念だなぁ、折角のいいお話だったのに。」と、とても悔しい気持ちで、落胆いたしました。そのようなことで、このお話は一端はとん挫したかに見えました。

 ところが、平成22年の秋以降になってこの話が再び持ち上がります。きっかけは、緑の産業再生プロジェクトの県の枠に余力があるということからでした。
 そこで、この事業の採択を受け、建物を改築しての活用から建物を新築して事業化にと方針が変わり、じゃあどこが適地かということになりましたが、やはり湖畔の素晴らしい景色を有するこの場所がいいということで、日本交通さんにお願いすることになりました。

店内の様子 この施設は、六次産業に福祉が加わったモデル施設であり、町にとっては、産業の振興、雇用の創出、そして施設の有効利用と三つの大きなメリットがあります。何とか実現をと、平成23年1月7日、日本交通株式会社の澤社長さん宛てに土地の貸付等についての要望書を提出しました。ところが、驚くことが起きました。   

 2月6日に澤社長がわざわざ湯梨浜町役場にお越しになることになったのです。澤社長さんは、岩美町のご出身で、県政顧問も務められ、鳥取県や岩美町に多大のご貢献をなさっている方と承知しておりますが、極めてご多忙な方です。まさか自らにお運びいただけるとはとびっくりしました。その際、湯梨浜町の概要や取り組んでいることなど申し上げましたが、このことに直接触れられるわけでもなく、気さくにご意見などをお聞かせくださいました。改めて立派な方だなと思った次第です。

 その様なことがありましたが、場所が決まり、あとは、緑の産業再生プロジェクトの採択、そして、障害者自立支援補助金の採択を経て、建設に着手、今日の日に至った訳でございます。

 この間、大家社長、そして二人三脚でことに当たられた伊澤さんには大変なご苦労があったことと思います。心から敬意を表し、喜びを申し上げます。また、日本交通様をはじめ、各段階でご尽力・ご協力をいただいた皆様に私からも厚く御礼を申し上げます。

 パニーニ湯梨浜店、そしてパニーニ花見事業所が、地元農産物を生かしながら、障がい者の方をはじめ多くの方を雇用する施設として、消費者の皆さんに愛され、繁栄し輝き続けることを祈念し、お慶びの挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます。